びぼうぶろぐ。

基本的に自分の備忘録のためですが、同時にどなたかのお役に立てればと思いながら書いています。

NHKスペシャル「AIに聞いてみた どーすんのよ!?ニッポン「第4回超未婚社会」」

NHKスペシャル「AIに聞いてみた どーすんのよ!?ニッポン「第4回超未婚社会」」

不定期でやってるこの番組、
まだ4回目なのね…

NHKが開発した社会問題解決AI「ひろし」に、
社会問題の原因を見つけてもらう番組、
司会は有働由美子アナ、マツコ・デラックスさんです。

このAIひろしの開発者阿部博史ディレクター、
大越健介アナ、東大の坂田一郎さん、立命大学の筒井淳也さんもスタジオで解説してくださいました

○超未婚社会
 今回のテーマは「超未婚社会」ですが、
 平成の30年の間、未婚者や晩婚の人が増えたし、
 結婚観や家庭観もだいぶ変化したなぁと思わされました。

 最初に出てきたのは未婚者の割合の数値。
 平成2年と平成27年とを比べると
 50歳まで未婚の人は男性では5.6%→23.4%、
 女性で4.3%→14.1%に増えたそうです
 マツコさんは「未婚の男性そんなにいるの?」と驚いていましたが
 私の周りにも結婚貴族してる同世代の男は何人かいるな。

 大越さんは
 結婚するしないは個人の問題、と言われればそうだが、
 未婚者の増加→少子化社会保障費が不足する、
 という社会問題につながる、
 だから国も関心をもっている、と話していました

 マツコさんは
 「ただ、結婚をしなさいというわけじゃないのよね、
  したい人ができるような社会にしようということよね」 

 強制ではないが、未婚者18~34歳のうち、結婚できるならしたい、という人は
 男性では85.7%、女性は89.3%もいるのだそうです

 有働さんは「あなたはどうなの?」と聞かれて
 「ものすごく結婚したかったです。
  でも平成3年に入社して、
  その時は出産したら仕事のペースが遅れちゃうのかなぁ、と思って…
  別に上に言われたわけじゃないんですよ、でも自分で何となくそう思っちゃったんですよね」

 平成初期はバブル時期、
 男性には「24時間働けますか?」のモーレツ社員などもいたし、
 女性が働く、となったら結婚を諦めて男並みにバリバリ、
 でなければ玉の輿に乗って寿退社して専業主婦、
 という人が割といたかもしれないですね。

 さて、今回のAIひろしは
 20万人を対象に8年間追跡調査したデータを使っているそうです
 その中で独身で交際相手のいる人について、
 4000以上の生活や行動に関する質問項目への答えを調べ、
 一つ一つの質問に注目する

 ある質問でイエスという人が
 別の質問でもイエスと答えた場合、それぞれを線でつなぐ。
 つながりは1600万通りあったそうです

 そしてその人が交際1年後に結婚に至っていたら赤、
 別れてしまったら青、
 どちらでもなければ白で色分けする
 (このつながりを調べるのに、ランダムフォレスト、などの複数の探索手法を使ったそうです
  AIはつながりが強いかを出すだけで、どんな因果関係があるのかは分からない)

 その結果得られたのは
 ・不健康は結婚につながる?
 ・お洒落な人、身なりに気を使う人は結婚が難しい?
 ・家電量販店によくいく人は結婚しやすい? というものでした

○男性のネットワークパターン
 阿部ディレクターの解説によると
 男性については赤と青、結婚に至るか至らないか、きれいに塗り分けられている。

 阿部ディレクターによると、
 別にこれは意図的に分けているわけではなく
 自然と分かれたらしい

 坂田一郎さん
 (人工知能を使ったライフサイエンス分析の専門だそうです)
 によると
 「玉(質問項目)の内容の特徴が近いほど近くにあるんですが、
  赤の点がまとまっているということは、
  結婚に関してプラスになるある行動をする人は、
  結婚に対してプラスになるほかの行動も取る傾向にある、ということなんでしょう」
 つまり結婚しやすい行動を取る人には正の連鎖、
 しにくい人は負の連鎖みたいなのがあるんでしょうね。

 マツコさんが見た感じでは
 「結婚しない人は最新のものを取り入れないわよ」
 見ると、結婚に至らない人は
 ・電子マネーを使わない
 ・ノートパソコンを買う予定ない
 ・公衆無線ランを使わない
 ・GPSを使わない
 …などの傾向がある
 (謎だったのは「エスニック料理に行く」てのもあったんですけどね)

 それから
 「動悸、息切れがするとか
  健康じゃない人が赤(結婚しやすい人)には多いわよ」と、

 筒井淳也さんは
 (家族や働き方についての研究をされているそうです)は
 「私はもっと堅い研究者なので、堅いデータを注目するんですけど、
  (お洒落な方のせいか、マツコさんは堅い研究者に見えない、と突っ込んでましたけど(笑))
  たとえば仕事に関することでいうと、
  「仕事を持ち帰る」人は青にいて、
  「定時で退社する」人は赤にいる
  実際、長時間労働する人は出会いがない、という研究結果もある」

 有働さんは
 「私は仕事を持ち帰る方ですし、
  仕事が終わってもなんか悪いな、と思って帰れない…」
 と話していました。ある程度当たってるのかな?

○不健康と結婚の関係
 …そんな話をしていましたが
 阿部ディレクターは
 「マツコさんはいきなり鋭いことを言っていました、
  不健康な人の方が結婚しやすいんです」と。

 見ると
 ・動悸、息切れする
 ・目が悪い
 ・健康状態に不満がある
 などの要素が結婚した人にはある

 有働さんはなぜ不健康が結婚の要素に?と不思議がり、
 別のディレクターが、
 婚姻率が1位の沖縄に取材に行っていました

 当の沖縄の人たちは
 「お金が無いから結婚する、生活費もかからないし」
 「海しかないし他にやることない」(笑)
 とか言っていましたが

 調べると、不健康と関係があるかもしれない話が出ていました

 それは、不健康への危機感が結婚に走らせた、というもの。

 沖縄の婚姻率を詳しく見ると
 平成2年に一旦下がり、そのあと上昇しているが、
 琉球大の先生によると
 同じ時期、それまで全国1位だった沖縄の平均寿命が、
 ワースト側に転落した、という現象が起きていたそうです

 「かなりの衝撃でした」

 若年層の死亡率も急に増え、
 県がこのままでは危ないと考え、キャンペーンを行った
 健康診断も奨励し、受診者が3倍になったそうです

 これが結婚と関係あるのか、
 スタッフが論文を調べると、
 テキサス大の研究によれば
 アメリカ人の1万2千人の調査で、
 人生において危機意識が強く、その危機から逃れたいと思うことがあった人は
 結婚の時期が早まる、という結果があったらしい

 沖縄をさらに調べると、
 ある企業では、健康診断を奨励するようになってから結婚する人が増えたり
 保険指導を積極的に始めた南城市では結婚の件数が増えた、
 などの結果があった

 つまり、「健康診断など、健康への危機感を感じさせる機会が、結婚をもたらした」?

 マツコさんは
 「たしかにピンピンして好き勝手なことをしてる人は、
  今の生活を捨ててまで結婚したいとはならないんじゃない?」

 有働さんなんかは
 「沖縄独特の文化?」
 と聞いていましたが
 大越さんは
 「実は沖縄だけではなくて、
  鹿児島も脳卒中患者がワースト1位で、
  塩分やアルコールを控えるキャンペーンをしているんですが
  沖縄に次いで婚姻率が高いんです」と。
 つまり地域には関係ないのかもしれない?

 筒井さんは
 「男性については、結婚すると寿命が延びるという研究結果があるんですが、
  男の方がそれを薄々感づいて結婚するのではないでしょうか」と分析。

 有働さんはそれを聞いて
 「なんだかそれ、男側の勝手ですね…
  自分が不健康だから頼ろうとしているって…」
 といっていましたが
 マツコさんに
 「あなたは頼られてから言いなさいよ」と突っ込まれてました(笑)

 大越さんは
 「今のところ少子化対策は、
  雇用対策、保育園整備や育休取得などの政策が取られていますが、
  それと合わせて人生のリスクを意識してもらうのも大事なのでは」と。

 坂田さんも
 「健康診断を推進することは、
  健康にも結婚にも良くて一石二鳥かもしれない」と。

 一方筒井さんは
 「出生率が回復した国は失業率が高い傾向もあるんですよね」
 フランスは23.1%、アメリカは10.3%、イギリスは13.5%、スウェーデンは18.8%という結果がある
 仕事が無いので、その危機感から、
 生活費を抑えるために結婚するのかも、と。

 「日本の場合、雇用不安があるから結婚しないという見方もあるけど、
  生活への危機が結婚に結び付くという見方もできる」
 と話していました

 マツコさんは
 「でもそのためには、もっと女性が働きやすくなったり、
  子育てを支援したりという政策をセットにしていかないと、
  不安を煽るだけになるんじゃないの」
 というような鋭い指摘。

 たしかに、
 結婚しても出産しても共働きできる仕組みにならないと、
 というか結婚して二人になる方が生活楽だよ、
 みたいな風にしていかないとダメでしょうね。

 今の日本の場合、なぜ雇用不安があるから結婚しないのか
 (不安があるから結婚する、のではなく)といえば
 男性側が
 「俺の稼ぎでは家族を養えない」
 と思っちゃうからだと思う。
 つまり男が家族を養うべき、という価値観がまだあるし、
 共働きしやすい制度もまだ整ってないから、女性が仕事を辞めざるを得なくなっている。
 「私も稼ぐからいいわよ」と言えるような状況なら結婚しよか、となるのかもしれない。

○女性の傾向
 さてこれまでは男性側の話。
 有働さんは
 「女性側はどうなの?」
 と聞いていて

 阿部ディレクターが示してくれた女性側のつながり図を見ると、
 赤と青の点は男性ほどそんなにくっきり分かれていなくて
 青(結婚に至らない人)の多いところは青しかないが、
 赤の多いところには青も割と混じっている

 マツコさんが青赤の図を見ていて指摘していたのは
 「結婚できない女は実家から離れられない感があるわよ」と。
 ・親と同居したい、
 ・親族と同居したい、
 ・生まれたところに住んでいる、
 ・仕事や学校の付き合いはない、
 ・身内に家事の相談をする
 ・飲み会は一次会で帰る、など。

 有働さんが
 「外国語の仕事、てのもあるのが謎ですね」
 「女はミステリアスなのよ」と話していましたが

 坂田さんによると「女性の場合紙一重なところがある」と。
 たとえば
 結婚する人は
 ・スマホを日常的に使っている
 ・スマホで情報入手する
 などがあるが
 ・SNSで情報発信する
 ・ツイッターで情報発信したい
 ・平日のネット使用時間1時間
 という人は結婚に遠く、
 それらの項目のつながりは近い

 有働さんはその微妙なラインは何?と不思議がっていましたが
 マツコさんは
 「全然違うわよ。だってナイトプール行ってるような女とは、
  付き合うくらいならいいけど結婚したくないわよ」(笑)
 ナイトプールが田舎者には分からんのだが
 インスタばえするカラフルなプールらしい。
 「行ってもいいけど別にあげなくたって良いじゃない」

 たしかに、漫画やネットにはまりすぎて
 現実の人間との交わりがどうでもよくなると相手も見つからないのかも。

 街中の人に聞くと
 「ガンガンSNSやってる子でも彼氏いる子もいるけど」
 と言いつつ
 「デートの時、料理を撮るのに時間がかかると料理が冷めると言われる」
 「食べるときに写真を撮っていたら、
  母親にそんな人はご縁が離れていくわよと言われた」
 という人もいました

 これをイラストレーターの辛酸なめ子さんは的確に書いていて
 「スマホSNSは流行に敏感になり、新しい情報をキャッチできる」
 「友人の写真に誘発され、」
 「結婚や恋愛へのモチベーションは高まります」

 しかし、やりすぎると
 彼氏との「会話もなく、話しかけるときはきれいな写真を撮るための指示をするくらい」になり、
 「見た目はお洒落だけど、目に空虚さを宿らせた写真をアップする」
 などとなかなかバッサリ(笑)

 …私は食事を写真に撮るより早く食べたい人間なので
 それで待って、とか言われたら嫌かも(笑)
 あと、会話の時スマホいじる人もあんまり好きじゃない
 (だんながそうなのでちょっとイラっとすることがある(笑))。
 自分も子供や他人といるときはその人と向き合いたいので、
 あんまりスマホをいじらないですね。古い人間かもしれないけど。

○お洒落しすぎる人は結婚できない
 他に、女性では見た目を気にしすぎる人も結婚が難しいという傾向が見られる
 例えば結婚に至らない人は
 ・ブランド品付きの雑誌を買いたい
 ・CMで見た商品を買いたい
 ・ファッション雑誌に関心がある
 ・毎日体重を計る
 という項目がある

 街中の人に聴くと
 「ファッションにお金を使いすぎて、
  君とは結婚できないとふられた子が何人かいる」
 「女から見ても、(お洒落を)やってるな~という子いるよね」

 辛酸なめ子さんは
 「地味な格好をしているとぞんざいに扱われ
  きちんとした格好をしていると、本命として扱われると思いがちですが、」
 「隙が無さすぎると、
  相手に求めるものが多いと思われがち」
 「デートの時ワードローブの数が多いと不安がられる」
 要するに見た目を気にする人は、
 好みにうるさかったり、金遣いが荒いと思われるらしい(笑)

 マツコさんは
 「おしゃれに気を付ける子はもてるけど、もてるだけなのよ」と。
 …うーん、私はふだんボサッとしてる子が
 好きな人の前だけ洒落すると、おお、この子案外可愛いじゃん、となる、
 そのギャップが良いのかなと思ったんだけど(笑)

 筒井さんは
 「別の角度での見方では、
  平成は急激な変化があって、
  結婚しやすい女性についてのイメージが揺らいでいるのでは」と指摘。

 有働さんは
 「たしかに、私が働き始めて5年くらいは、
  結婚すると仕事辞める?という話だったけど、
  最近では相手も稼いでほしいという男性が多いですよね、
  ここ15年くらいの変化ですよ」
  平成の初めはバブルで、
  お金を使ってなんぼだったけど
  バブルが弾けて生活が苦しくなった、
  だから俺が養う、というより、一緒に生活費稼いでほしい、となったのもあるんでしょうね。

 筒井さんは
 「この赤と青の混在は、
  そういう時代に生きる女性の迷いを反映したネットワークなのかもしれない」と。

 坂田さんも
 「女性には生きづらさがあると思います。
  こうじゃないといけない、とか、これならいいとか…
  それは、かなりが今までの男性社会や組織のあり方に由来するもので、
  おそらくその辺はあんまり変わっていない」

 女がバリバリ稼ぐと、組織の中では女のくせに、となるし、
 かといって働きに出ないと「三食昼寝付き」「主婦は楽でいいな」と言われたり…

 マツコさんはこれに対して
 「法整備の問題ですよ」と。
 「今までの男女平等は、女が男並みになることとされてきたけど、本当はそうじゃないでしょ。
  女にとって生きやすい男女平等があるはずで、
  でもまだそこには至っていない。
  だから今は苦しい女性は多い、
  それはある意味運が悪いとも言えるし、面白い時代だとも言える」

 有働さんは
 「早く、女性にとって生きやすい男女平等が実現して欲しいんですけど…」

 マツコさん
 「それはね、なかなか難しいわよ、根深いものがあるから」

 筒井さんは
 「別の角度から、
  結婚に気軽さが出るといいかもしれないですね。
  結婚のハードルを下げるというか」
 外国では男女別姓、事実婚
 シングルマザー(シングルファザー)などが認められている、と。

 マツコさん
 「だから法整備なのよ」と。

 …この話とつながるのか分かりませんが
 個人的には、ネット見てると女性ってキャリアチェンジにおいて、
 何をしてても叩かれるな、という印象はあります。

 独身が長いと早く結婚しろとなる、
 結婚したらしたで子供くらい産めとなる、
 産んだら産んだで
 専業主婦VSワーキングマザーの不毛な論争があったり…

 専業主婦は家にいたら働いたら?と言われ、
 ワーキングマザーは家庭との両立で苦情を言われ、
 あるいはワーキングマザーが休みすぎて独身の子に皺寄せが行ったり、
 何を選択しても誰かには批判される、みたいな。

 法整備、ていうけど
 日本の政治家はまだまだおじいさん世代が多くて、
 女は主婦で男が働くという考えが染み付いてる世代ばかりだから
 なかなか変わるのは難しいと思う。
 仕方ないから、今ある制度を上手く利用して
 自分が納得いって誰が批判しようが私はこれ、という選択をしていくしかないのかなと思う。

 結婚、離婚、出産も手軽になるといいし、
 離職とか就職ももっと手軽になって、
 女性のキャリアチェンジがやり易くなるといいなと思う。
 男性もキャリアチェンジしやすくなれば人生設計しやすくなるだろうと思うし。

○出会いを求めるには家電量販店?
 次に阿部ディレクターは別のネットワークから、未婚社会を分析していました

 結婚以前に、最近は交際すらしない人が多いらしい
 交際相手が見つからない人は平成に入って1.5倍になっているとか
 (男性50%→70%、女性40%→60%)

 そこで、先ほどのAI分析において
 独身の人をターゲットにし、1年後に交際相手ができた人とできない人とで色分けしていました

 その結果を見てみると、
 先ほどの結婚に至るかとは違い、
 男女とも恋愛できる人、できない人にくっきりと分かれる。
 マツコさんがざざっと見て
 「アクティブかそうでないかがあるわね…」
 例えば交際相手がいる人は
 ・居酒屋にいく
 ・セレクトショップにいく
 ・他人にプレゼントしたい
 ・ブランドショップに行く
 ・遊園地に行きたい

 交際しない人は、
 ・職場などに友人がいない
 ・余暇に友人に会わない
 ・テレビゲームする
 ・ブランドショップにいかない
 ・遊園地にいかない
 など、要するに出不精の人は出会いもないらしい

 そして、それらの要素の真ん中(他の多くの要素とつながるハブ的なもの)として
 恋人のできる人は「家電量販店に行きたい」
 恋人のできない人は「家電量販店に行きたくない」
 があるらしい
 31項目とつながりがあるそうで、
 坂田さんによると
 「つながりの真ん中にあるのは重要な項目」だと。

 そこで、地域ごとの家電量販店の数と、
 地域ごとの交際率との相関関係を見ていました

 ただし交際率はプライバシーの関係で調べていない自治体が多く、
 大手結婚紹介所のデータで調べていました

 すると、北関東?は交際率が低く、
 茨城県はこの10年で家電量販店の数が減っているらしい
 逆に中国四国は交際率が高く、島根県では家電量販店が増加している
 (相関関係のない地域もあるので、別の要素も絡むのだろうとは思うが)

 家電量販店と出会いとどんな関係があるのか?

 消費社会が専門の社会学者、加藤裕治さんによると
 「家電量販店は子連れが多いので、
  それを見て家庭を築く意欲がわくのでは」と。

 また、男性学、恋愛の研究者の田中俊之さんによると
 「家電量販店には偶発的な面白さがあり、それが恋愛に通じるのでは」

 また、島根県の家電量販店の方は
 「影響はあると思いますよ、
  一人なら冷蔵庫も小さいものですけど、
  大きいものを見たときに10年後の自分の未来を想像する可能性はあると思う」

 つまり家庭生活を連想させる場所、ということか?
 坂田さんは
 「昭和30年代にテレビ、冷蔵庫、洗濯機が三種の神器と言われましたけど、
  やはり家電は家庭への憧れの象徴みたいなところがある。
  あと考えながらお喋りして選ぶと、リアルに家庭生活を考えるかもしれない」
 マツコさんも
 「否が応でも結婚のことは頭をよぎるだろうね、大きな家電見たりしたら」

 それから大越さんは
 「家電量販店ができる場所は
  そのまわりにコンビニやゲーセン、飲食店などが色々できる。
  先ほどのネットワーク図にもゲーセンに行く、やレンタル店に行く、
  などが結婚と関係ありましたけど、
  そういう出会いの吸引力になる可能性はある」とも指摘。

 有働さんはあなたも行きなさいよ、と言われて
 「でも私は家電は一通りあるんですけど…」と言っていましたが
 マツコさんは
 「買わなくていいんだよ、とにかく行けって言ってんの」(笑)
 「じゃぁ、行ってみましょうかね…」

○AIひろしによる婚活支援
 最後に、AIひろしが愛媛県の婚活支援事業に協力していました
 愛媛は婚活支援事業を以前からやっていて
 イベントやマッチングサイトを県が行っている

 しかし、カップル成立がさほど増えてない問題があるらしい

 そこで愛媛の独身者4万人をAIひろしで分析、
 例えば「収入が高い女性の方が結婚成立しやすい」
 という傾向があることを発見していました

 それから、結婚にもっとも影響する項目のランキングをあげていました

 すると、
 5位相手の居住地、4位身長差、3位相手の結婚歴、2位条件の一致数

 とあるが、それでは1位はというと
 ダントツで「趣味、ファッション」
 なのだそう

 人は見た目が9割、という本があったが、
 お洒落しすぎる人は逆に成立しにくい、
 という傾向が男女ともあったらしい
 先ほどの女性の傾向にもありましたけど、
 結婚となると、やはりお洒落なんかいらんから経済力、となるんでしょうかね。

 そこで、婚活支援イベントの時
 服の好みが出ないように、みんなに同じ黒マントを着てもらっていました

 すると、今までは平均してカップル成立率が23%だったが
 なんとこの日は14人中6人(4割)になったそうだ
 (母数が少ないから統計としてはどうかと思うが…)

 参加者には、個性的な服が好きな方もいらっしゃって(ピアスだけでもかなり個性的でしたが)
 いつもは選ばれない、と言っていましたが、この日は男性とペア成立していました

 大越さんはスタジオで
 「昔は世話焼きのおばさんがお見合いを紹介してくれたけど、今はない。
  いい意味での世話焼きと客観的データ、両方大事になると思う、
  AIがそれに役立てられたら」
 「我々の分析はインパクトがあったようで、
  愛媛の方も、今後参考にさせていただきます、とおっしゃっていました」

 筒井さんは
 「独身でいる理由が、ダントツに多いのがいい相手に巡り会わない、というデータがあります」
 (25歳~34歳の独身でいる理由が「いい相手に巡り会わない」が1位で、
  男性は45%、女性は51%いるそうです)

 「国によってパートナーに出会いやすい場所を研究した結果があるんですが…」
 それによると、アメリカは学校、フランスは幼馴染み、スウェーデンは趣味、サークルで
 日本はというと、「職場」
 でも今は職場結婚は文化として古くなっている、と。
 有働さんは
 「飲みに誘うのも、
  コンプライアンスとか問題になりますしね」

 坂田さんは
 「少子化に悩むシンガポールなんかでは、
  政府が支援している婚活サイト、
  SDN(ソーシャルデベロップメントネットワーク)がある。
  日本でも公的機関が支援や認証をしたら使いやすいかもしれないですね」

 すると有働さんが
 「私もアメリカ勤務の時には婚活サイトに登録してましたよ」
 「身元調査もちゃんとしてくれてよかったですよ」
 と話していて、一瞬しーんとなり、ビミョーな空気になっていました(笑)

 最近はAIがマッチングしてくれる相談所もけっこうあって、 
 それで結婚している人も知り合いにはいます。
 あんまり若い世代には抵抗がないかもしれないですね。
 昔の近所のおばさんの代わりに、AIがお見合いしてくれる時代になるのかもしれない。

○最後に
 マツコさんは
 「逆に、みんなが結婚して子供を生んで少子化を食い止める、
  という政策がこの国の正解なのか」
 と根本的な疑問を投げ掛けていました。

 「もう人口は減るのが仕方ないと思ってコンパクトな国にする、
  という方向ではダメなのかな」と。

 大越さんは
 「政治家は、衰退した国は語れない、
  人を増やして大きさを維持する方向の方がいい、となる」

 マツコさんは
 「そういうこと言ってる状況じゃあないじゃない、
  衰退の方向にはいってるじゃない。
  国がどうしてもみんなに結婚してほしいなら、
  色々問題が山積している…」と言いつつ、

 「でもこの番組は結論を出す訳じゃない、
  と言っておかないといけないですね」
 
 有働さん
 「じゃあまたやりましょう」
 阿部ディレクターが
 「新しい元号になるし、新しい課題も山積していますし…」
 マツコさん
 「出た、新しい元号…」
 有働さん
 「NHKですから(笑)」と言って終わっていました(笑)

○感想など
 女性の生きやすい男女平等…
 他国に比べたら歩みはのろいかもしれないけど、
 少しずつ進んできているのかもしれないなとは思います。

 私の実感では、ここ10年でずいぶん
 共稼ぎが当たり前、男性が育児参加するのも当たり前になってきたかなあ…と思います。

 例えば私が上の子を産んだくらいのときは、夫が育休取るケースはほとんど皆無だったのですが
 (だんなは出産のときに休暇を取ってくれたのだが
  それが職場で男性休暇の第一号だったらしい)
 だんなの後輩くんたちは、今は数週間単位でバリバリ育休取っているそうです。
 今は授業参観、運動会でも休暇を取れるので、見に来ているお父さんたち、本当に多いです。
 
 なんでかなと思っていたのだが
 なんかの本を読んでた時に、2009年ころ介護育児休暇制度が改正されたことを知った。
 配偶者が専業主婦でも育休取れる、とか、
 1年育休取れるとか、子供が3歳まで時短勤務できるなどの改正がされたそうです
 (1 育児休業制度その他の両立支援制度の普及・定着及び継続就業の支援とともに、子育て女性等の再就職支援を図る: 子ども・子育て本部 - 内閣府
 
 私の知り合いの中にも、
 バブル世代くらいの女性はまだ完全専業主婦
 (働きにはいかず、のんびり趣味やボランティアをしている)
 という方はちらほらいらっしゃるのですが
 もっと若い世代は、本当に子供預けて働くのが当たり前になってる気がする。
 (逆にボランティアなどはしない、というかする余裕がない?)
 
 まあ全国的な統計は知らないので私の周りだけなのかもしれんけど、
 この上下の世代に挟まれた私から見ると、
 結構急激に変化しているな、と感じてしまって、
 それを見ていると、結構法改正の影響って大きいのかな、と思います。

 今回の話では、女性が生きづらい、という話になっていたけど、
 私はそれは、男性があんまり家庭のことをやれてなかったからじゃないか、
 女性がそのしわ寄せを受けてきたからではないか、と思うのですよね。

 女性は仕事もしつつ家事も育児もやらねばならん、
 それがしんどいから辞める?結婚子育てめんどくさい、となってたのであって、
 つまりは男側の働き方改革をセットにしたら
 結構変わるのは早いのではないか、と。

 だんなの話を聞いていても、
 子育てと仕事両方できるならしたい、
 でも短時間勤務できない、
 あんまり子供理由で休んでいると嫌がられるから参加できない、という男性は多いのかも
 と思う。

 男に限らず女に限らず、
 家のこと、子供のことで気軽に短時間勤務できるとか
 それをカバーする同僚が報われるとか
 そういう仕組みができて、それが当たり前の世の中になれば
 もっと結婚も子育てもしやすくなるのかな、と思います。

 あとは、結婚したくない、入籍したくない、
 子供産みたくない、残念ながら授からなかった、という人もいるので
 (中には心理的に切実な理由がある人もいるだろう)
 そういう人がプレッシャーを感じない、不利にならないような制度も必要かな、と。
 例えば子育て中の同僚の仕事をカバーしたとき、報われるようにするとか、
 あるいは、子供がいない人でも、子供は社会の宝、次の世代を支えてくれる財産と考えて、
 みんなが子育てに関われるようにしてもいいかな、とも思う。
 
 それと同時に、マツコさんが指摘していたように
 もし少子化に歯止めがかからなかったらどうするか、
 最近は外国人材受け入れが話題になっているけど
 それも含めて、いろんなシナリオを想定していくことが必要なのかな、と思いました。

 それにしても今回、婚活支援される方には興味深い結果だったかもですね。
 参加者が黒マント着て、家電量販店で出会い系イベントする自治体が出てきたりして(笑)

 いろいろ興味深かったです。
 というわけで今回はこの辺で。